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美容や健康に効果があるとして人気を集めているハトムギ。富山県内のハトムギ栽培は、昭和60年代、氷見市の中山間部にある細越地区からはじまりました。米の減反に伴う転作が進められるなか、粘土質で水はけが悪いこの地区では麦や大豆が育たなかったことから、ハトムギの栽培がはじまりました。それから３０年近い歳月の間、細越ハトムギ生産組合は、ティーパック「はとむぎ茶」などを生産。平成２０年からは、「ハトムギオーナー」制を導入し、全国からハトムギ畑のオーナーを募集するなど活発な取り組みが行われました。現在はハトムギ生産における県内の先進地としてその名が知られています。

ハトムギは栄養価が高く、たんぱく質、カルシウム、鉄、カリウム、ビタミンB1等の成分が豊富に含まれています。近年は、特殊焙煎技術の向上により、これらの薬効を向上させた高付加価値商品が開発されています。古くからその薬効が注目されていたハトムギは、美容や健康を気づかう現代の世相と上手くマッチしていることから、今後のさらなる需要拡大が期待されます。

またハトムギがブームになったのは、美肌効果のおかげと言われています。江戸時代から、ニキビ予防に用いられ、ハトムギ茶を飲んでニキビができにくくなったという人もいます。シミやソバカスなどの色素沈着を防ぐためにも、毎日“飲む美容法”としてハトムギ茶を試されてみてはいかがでしょうか。